人間の闇が怖い‼マブラヴスピンオフ作品「シュヴァルツェスマーケン」

シュヴァルツェスマーケンのアニメ公式サイトは上の画像リンクから！

皆さんこんにちは！
マブラヴのスピンオフ作品「シュヴァルツェスマーケン」を紹介していきたいと思います。
アニメでやりましたし、見た方もそこそこいるんじゃないでしょうか。
今回はシュヴァルツェスマーケンの魅力を紹介していきたいと思います。

舞台はオルタ本編より18年前の東ドイツです！

人間の闇が怖い‼マブラヴスピンオフ作品　シュヴァルツェスマーケン　第1話あらすじ

BETA大戦真っ只中の東ドイツ
最前線となった東ドイツで、国家保安省「シュタージ」の影に怯えながら暮らす人々
戦場で死ぬか、粛清されるか、機械のように生きるか。
東ドイツの人たちが選べる道はそれしか無かった 。

その日、東ドイツ軍の塹壕陣地は地獄になっていた。
配置されていた中隊は規定人員の4分の1ほどの50名しか残っておらず、吹雪が吹き荒れ視界は500m以下、大隊司令部との連絡は途絶中。現地指揮官の判断で撤退すれば反革命罪で収容所送り、半年足らずの促成栽培で前線配置された中尉には厳しい判断だった。
再開するBATAの攻勢、戦車級の赤い津波によって塹壕には絶叫が連鎖する。

その時、ジェットエンジンの轟音が響く。上を見れば8機の戦術機編隊が飛んでいた。戦術機の支援があれば文字通りの全滅を逃れられる、中隊長が一筋の希望を抱いた時だった。
東ドイツ軍の主力戦術機　MiG-21 バラライカが自分達の上空を通過していく。自分たちを見捨てて。
戦術機の肩には666のマーキングがあった...

その日も第666戦術機中隊は多くの救援要請を無視し、光線級吶喊(レーザーヤークト)に向っていた。
無事に光線級吶喊を終えた時、イングヒルト少尉が突撃級の攻撃を受け撃墜される。
イングヒルトの戦死確認後、帰還中に救援要請が入る。

救援に向かったベルンハルト大尉とエーベルバッハ少尉は一人の衛士を救出する。
コクピットにいたのは栗色の髪を束ねた少女だった。身にまとう強化装備はドイツ連邦軍、西ドイツ軍の強化装備。

人間の闇が怖い‼マブラヴスピンオフ作品　シュヴァルツェスマーケン　登場キャラクター

テオドール・エーベルバッハ

コールサインはシュヴァルツ08、階級は少尉
昔家族で西ドイツで亡命を図ったことがあるが、密告によってシュタージに捕まり、恐らく両親は死亡。妹の生死は不明。そのことが原因で人間不信になっていて、他人と慣れあうことを嫌っている。
666中隊の衛士で古参の部類に入り、短刀を用いた近接戦を得意とする。
僚機はグレーテル・イェッケルン中尉

カティア・ヴァルトハイム

西ドイツ出身の衛士、15歳　コールサインはシュヴァルツ07
単騎でBETAと交戦していたところを666中隊に救われ、そのまま東ドイツに亡命し中隊の一員となる。
東ドイツの現実を全く分かっておらず、西と東が手を取り合えばBETAにも負けないと東ドイツ内で喋り歩き、シュタージの脅威というものを全く理解していない。

アイリスディーナ・ベルンハルト

666中隊隊長の大尉
卓越した指揮能力と操縦技術によって666中隊を東ドイツ最強たらしめている。
クーデターを画策していた兄をシュタージに売り、国の英雄になったと言われている。

ヴァルター・クリューガー

叩き上げの将校、階級は中尉
パレオロゴス作戦の生き残りで、アイリスディーナの副官
アイリスディーナに匹敵する技量の持ち主
これでも29歳である

ファム・ティ・ラン

ベトナムからの移民二世、階級は中尉　コールサインはシュヴァルツ02
666中隊の副長、移民ということで差別を受けて育ってきた。
いつも微笑みをたたえた優しい人

グレーテル・イェッケルン

666中隊の政治将校、階級は中尉、コールサインはシュヴァルツ04
頭が固く、事あるごとにアイリスディーナに食って掛かるが、いつもアイリスディーナにあしらわれたり遊ばれたりしている。

アネット・ホーゼンフェルト

中隊唯一の長刀使い、階級は少尉
度重なる戦友の戦死によって、一時は戦争神経症になるも
カティアのおかげで持ち直す。イングヒルトを見捨てたテオドールを恨んでいる。
東ドイツ全体で長刀使いが少ないのが悩み
ちなみに筆者の一押しキャラ！

シルヴィア・クシャシンスカ

ポーランド出身の衛士、階級は少尉、コールサインはシュヴァルツ05
ポーランド撤退戦の最中にアイリスディーナに拾われ、それ以来中隊の一員として戦ってきた。
一匹でも多くのBETAを殺すために生きていると言い切り、馴れ合いをひどく嫌っている。

人間の闇が怖い‼マブラヴスピンオフ作品　シュヴァルツェスマーケン　背景事情

というわけでシュヴァルツェスマーケンです！
舞台は東ドイツ。

もうアニメは終わっていますが、もう見た方と、まだ見ていない方のために説明をしていきたいと思います。
大きく2つ「国家保安省 シュタージ」「政治将校」です。
これは歴史に詳しいか、趣味とかで知識を持っていない限り知らない人が多いと思います。

人間の闇が怖い‼マブラヴスピンオフ作品　シュヴァルツェスマーケン　「国家保安省 シュタージ」とは

「国家保安省」通称シュタージは、フィクションの組織などではありません。
史実の東ドイツにおいて実在した組織です。
秘密警察・諜報機関であり、東ドイツに徹底した監視体制を敷き、最盛期には国民の10人に1人がシュタージとその協力者だったとも言われています。

国や党に批判的なことを言い、それがシュタージの耳に入ればあっという間に収容所行きにされてしまいます。
家族や恋人・友人に密告されシュタージに捕まった人間も多く、本当に誰も信用できないような状態でした。
1990年に東西ドイツが統一され、その後にシュタージの記録「シュタージ・ファイル」が一部公表され、シュタージ職員や協力者達の名前が白日の下にさらされました。
自分の家族や友人がスパイであったことが判明し、関係が崩壊した人達も多かったそうです。

気になった方は検索してみてください
公表された文書は「シュタージ・ファイル」「シュタージ・アーカイブ」などと呼ばれています。

人間の闇が怖い‼マブラヴスピンオフ作品　シュヴァルツェスマーケン　「政治将校」とは

これも東側国家や独裁国家などでよく見られます。
党が軍を統制するために派遣され、軍とは異なる指揮系統に属し、場合によっては部隊長を罷免する権限すら持っています。
例えば、戦場で部隊長がAという判断を下したとします。それを政治将校が問題ありと判断すれば、部隊長を罷免しBという命令に書き換えることも可能なのです。それがどんなに悪手だったとしても、政治的な正しさが優先されてしまうのです。

政治将校はナチスやソ連、ベトナムなどにいました。中国に至っては現在でもいます。
まあ中国は軍そのものが党の持ち物ですので、政治将校が必要なのかという疑問はありますが

最後に

以上シュヴァルツェスマーケンの紹介でした。
これは、人間の闇が強く出た作品です。
モデルのシュタージ自体が悪名高い組織ですからね。
ちなみに史実の東ドイツは、つまらないミスが引き金となって崩壊していきました。

ではまた次回にお会いしましょう！

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