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マブラヴオルタネイティヴ 「不知火」世界初の第3世代戦術機

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こんにちは、ベルです

NCAF-X計画のくだりを書いたら、楽しくてついついマブラヴを書きたくなってしまいました。
今回は世界初の第3世代戦術機「不知火」について書いていきたいと思います。

国連軍で使用されているUNブルーの不知火




マブラヴオルタネイティヴ「不知火」 「耀光計画」と日本帝国次期主力機選定

1983年、帝国国防省は次期主力戦術機の選定「第二次TSF-X計画」を開始。
5年後(1988年)の実用化を目指し、F-14・F-15・F-16などのアメリカ製最新鋭機のライセンス生産で調整が進んでいました。

しかし当時の主戦場はヨーロッパであり、NATOの盟主であるアメリカはヨーロッパを対BETA戦の主軸に置いています。
結果として、切迫度の低いアジア方面の支援は後回しにされることが多く、帝国軍と国防省内ではF-4の供給順位降格の問題などから、装備調達をアメリカに依存することへの危惧が叫ばれていました。

帝国議会内でも国内開発の声が強くなりながらも、国防の観点から米国をないがしろにできない政府は
国産機開発計画「耀光計画」を水面下で進行させることを決定。
撃震」「瑞鶴」の生産・開発で実績のある河崎重工、富嶽重工、光菱重工の3社共同計画としてスタートします。

マブラヴオルタネイティヴ「不知火」 開発の難航と過度な要求水準

開発は始まりましたが、いきなり暗礁に乗り上げます。
国防省の要求水準が、国内の戦術機開発技術を大きく上回っていたのです。

新型装甲材の開発による軽量化、10秒程度の光線照射耐久力、搭載コンピューター及びOSの能力向上
光ファイバーの導入による機動性・操縦性の向上、空力を応用した運動性・燃費の向上、データリンクシステムの強化

当時のアメリカ製最新鋭機でも使用されていない数多くの革新的技術開発が必須となります。
第3世代機水準の要求仕様であるのに対し、第1世代機しか開発・生産経験のない日本メーカーにとってありえないほど高いものでした。
数多くの技術開発が必要であったため、肝心の機体設計が進まない状況に業を煮やした国防省下の研究機構の提案により、技術吸収の目的でF-15のライセンス生産を決定。

研究機構と各メーカーは、米国との圧倒的な技術差に驚愕します。
急遽F-15の追加生産を決定、当初は完成機4・ライセンス生産8の計12機のみだったのですが、最終的に200機が調達されます。
F-15のライセンス生産による技術吸収、類似した運用思想を持つ欧州各国との技術交流などにより計画は進行。

94年に初の純国産にして、世界初の第3世代戦術機「不知火」として帝国軍への配備が始まりました。





マブラヴオルタネイティヴ 不知火と吹雪

不知火が登場するまで日本帝国で運用されていた戦術機は、ライセンス生産されたF-15を除けばF-4系統の第1世代機であり、ほとんどの衛士が第2世代機すら操縦経験がありませんでした。
第1世代機と第3世代機では設計思想が大きく違います。重装甲で安定感のある第1世代機。より軽量で機動性に優れる第3世代機。
第3世代機の能力を実戦で十二分に発揮するためには、機種転換用の訓練機が必要であるとの考えが強まります。

不知火の量産試作6号機から、レーダー系の簡略化やS-11搭載能力の排除など不必要な部分をそぎ落とし、高等練習機「吹雪」として配備されます。
こういった機種転換用の練習機は世界でも類を見ず、「T-38 タロン」のような戦術機そのものへ機種転換するための練習機しか存在しません。

吹雪が生まれた経緯から「吹雪こそが世界初の第3世代機にして初の純国産戦術機である」という根強い主張が存在します。

配備された吹雪



マブラヴオルタネイティヴ 「不知火 壱型丙」の開発と能力

もともと全体的に優れた機体で評価の高い不知火ですが、前線での運用が進むと同時にさまざまな改修要求がメーカーに届くようになります。
不知火は高い要求水準を満たすために拡張性が犠牲になっており、今後の改修に難がありました。

機体主機の大型化、フレーム強化と各部アクチュエーターのレイアウト変更による即応性向上、跳躍ユニットの出力強化などの改修が行われ
1998年に「不知火・壱型丙」が試作改修機としてロールアウトしました。
しかし、改修による機体の総合出力上昇の代わりに、燃費が悪化し稼働時間の著しい低下につながってしまいます。

稼働時間が大きく減少したため、メーカーは苦肉の策として専用の省エネOSを用意。燃料・出力系の電子制御によってなんとか要求仕様をクリアします。
しかし、結果として省エネOSが機動性に大きな副作用をもたらし、非常にピーキーな機体に仕上がってしまいました。一般の衛士では改修前の能力すら引き出せない有様。
調達中止はほぼ確実とされながら、皮肉にもBETAの侵攻で追加発注を受けます。

省エネ仕様をオミットし機動性を回復した機体が追加発注され、前線の精鋭部隊に配備されました。
大きな欠点はありますが、通常の不知火に比べれば能力には格段の差があり、燃費の悪さを腕で補えるベテランたちが好んで搭乗しています。

京都防衛戦時の不知火・壱型丙

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最後に

今回は日本帝国初の純国産戦術機「不知火」の紹介でした。
アニメではほとんど見ることのできない機体です。TEでも出てきたのは壱型丙と弐型のみで、通常のグレー塗装の不知火は登場しなかったですからね

 

現在はSteamでも販売されてますので、気になった方はぜひ!
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